ジャヌビア® (シタグリプチン)のジェネリックが発売されます!
ミクスOnlineの記事より
厚生労働省は8月15日、後発医薬品として17成分49品目を承認した。後発品として初めて承認されたもの(以下、初後発品)は7成分。(中略)
初後発品にはDPP-4阻害薬・シタグリプチンリン酸塩(ジャヌビア錠/グラクティブ錠、MSD/小野薬品)の後発品もあり、サワイグループホールディングス子会社のメディサ新薬が承認を取得した。DPP-4阻害薬の後発品は同剤が初となる。各後発品は各企業からの薬価収載希望を経て12月に追補収載され、発売される予定。
と,いうわけで2023年12月から2型糖尿病治療薬,ジャヌビア錠の後発品(ジェネリック)が使えるようになる予定です.
なんでそんなに喜んでるんだワン.
DPP-4阻害薬ってさぁ,いわゆる新世代の糖尿病の薬なんだよね.でもこれまで先発品しか無かったから,どうしてもややお高めなのがネックだったんだ.
そんでもって,かなりの処方割合を占めてるから医療経済的にも結構いい影響が出ると思う.
糖尿病リソースガイドから引用
「最初に投与された2型糖尿病の治療薬【年次推移】」
なるほど,2型糖尿病の人が最初に処方される薬のうち,6割がDPP-4阻害薬なんだワンね.驚きだワン.
ところで,お値段はどれくらい変わるんだワン?
実際には厚生労働省が薬価収載を行ってから価格が決定するので一概には言えないんだけど,だいたい1/2~1/3くらいになることが多いかな.
素晴らしいワンね.
糖尿病は長期間の内服が必要な病気なので,1日あたり数十円の薬価差でも,年単位となると大きな違いが出てきます.
DPP-4阻害薬をお使いの方は,主治医へジェネリック錠としてシタグリプチン錠への切り替えを聞いてみてもよいかもしれませんね.2023年12月から使用できるようになる予定ですが,今後の動向が気になるところです.
個人的には,DPP-4阻害薬は「新しい薬」というイメージだったので,もう発売から15年近く経過するのか・・・という気分ではあります.
ただし,ジェネリック医薬品には以下のようなデメリットもあります.
先発品と有効成分が同じでも,添加物やその製造過程が異なるので,先発品とは異なる思わぬ副作用や,アレルギー症状などが出現することがあります.そのため,先発品をあえて希望する方もいらっしゃいます.
また,院内薬局の形式をとる病院やクリニックでは採用していないこともあります.
ちなみにSGLT2阻害薬はいつジェネリックが出るんだワン.
2025年12月ぐらいっぽいよ.
(意外とすぐじゃん,,時が経つのは早いワンね...