糖尿病医の糖尿病日記

糖尿病(MODY3)の糖尿病医が糖尿病の記事を書きます.

SNSでの患者同士の交流について

○○病と診断をされたので,同じような病気と診断された方とお知り合いになりたいです.

というSNSアカウントを見たことある方は多いのではないでしょうか.

 

 

実は,こういった近づき方をしてくるアカウントは要注意です.

細かくみてみると同じ病気をかたりアフィリエイトサイト(ネット広告やサプリメント)に誘導するようなアカウントが多かったり,なかには出会い目的のアカウントもあったりします.

 

同じような病気といわれると,確かにガードが緩くなってしまう気持ちはとてもよくわかります.

 

しかし,実際に私が聞いたことのあるSNS被害内容として,

・信用していたSNS相手とトラブルになり,個人情報がバラ撒かれてしまう
・オフ会でのトラブル.性別が違ったり,変なところに連れて行かれそうになる.
・つきまとい、ストーカー.
・ネットでの集団いじめ
・インスリンを譲ってくれませんか?と言われた

ということがあります.本当に怖いですね.

 

とくに、ある程度希少な疾患ですと

・性別,年代
・通院中の病院や薬局
・治療内容

などで割と個人が特定されてしまうことがあります.

 

ある程度ウソをまじえながら投稿したり,

リアルタイムでの投稿を避けたり(例えば写真は撮影から3日ずらして投稿)

いくつかテクニックはありますので,距離感が分かってからの活動をオススメします.

 

ネットはネット,現実は現実,とある程度割り切っておくのもよいかもしれません.

病気のことは最大の個人情報です.教えた側も教えられた側も十分に気をつけましょう!!