フリースタイルリブレで痒くなるときは,キズパワーパッドを試してみよう

 記載:2020年9月2日

自分が外来で診療している,フリースタイルリブレを使用している患者さんのうち,1割程度の方がテープかぶれを原因に使用中断に至っています.
今回は,その対策方法をご紹介します.

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 アメリカ糖尿病学会誌に投稿された研究によると,フリースタイルリブレを装着した患者のうち5.5%に何らかの皮膚トラブルが発生しています

care.diabetesjournals.org

 

実際,自分が診察している患者さんでも,皮膚に合わないため泣く泣く使用を断念している患者さんや,痒いのを我慢しながら使用している方が少なくないです.

 

シール成分に使用されているイソボルニルアクリレート(IBOA)が原因

ほとんどこの物質が原因で,アレルギー性の接触性皮膚炎が発症します. 

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(図)イソボルニルアクリレート

 

 そのため,シールが皮膚に直接接しないことが皮膚トラブルを回避する条件となります.

いくつか試してみた中で,キズパワーパッドを用いた方法が最も単純かつ確実だったため,まとめてみました.

 

用意するもの

  • フリースタイルリブレのセンサー
  • キズパワーパッド(大きめサイズ)
  • マジックペン,定規など
  • ハサミまたはパンチャー

キズパワーパッドは大きめサイズがピッタリのサイズです.

 

装着方法

①定規とペンを使って,キズパワーパッドの中央にマーキングします.

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②ハサミまたはパンチャーを使用して,
マーキングしたところに直径1cmくらいの穴を作ります

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③皮膚消毒をして乾かしたあと、キズパワーパッドを上腕部に貼付します.

 

④リブレを装着します.

キズパワーパッドのサイズが丁度リブレと同じ大きさなので,
外周を写真のようにぴったり合わせれば,ピッタリ穴の部分に刺さります.
(写真はわかりやすいように腕ではなく机の上に貼り撮影しています)

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この方法で装着した場合,テープかぶれを全く気にせず装着が可能でした.

キズパワーパッド,本当にすごい.

 

一つ気になる点としては,キズパワーパッド自体が1週間ほどでフヤけてきますので,さらに上から防水テープを貼付したり,サラシを巻いたりなど工夫が必要そうです.

 

自分が実際に試したところでは,測定血糖値に大きなブレはなさそうですが,メーカー公認の使用法ではないため,測定値に影響を及ぼす可能性があります.
あくまで自己責任のうえお試しくださいね.