MODY(Maturity Onset Diabetes of the Young),家族性若年糖尿病についての解説の記事です.
2021年度の糖尿病専門医試験を受験しました。 なんとか無事合格に至りましたので、受験を考えている先生方の参考になればと思い,申請~受験後合格までの感想を記載していきます。
昨今のGLP-1受容体作動薬にかんするニュースをまとめました.
薬の名前には由来があるの,ご存知でしたか?
2021年6月,アメリカでGLP-1受容体作動薬のセマグルチド(商品名 Wegovy®)が米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けました.
あなたは周りの人に,自分の病気のことを伝えていますか?
2021年5月26日,あたらしい糖尿病治療薬のツイミーグ®(一般名イメグリミン)が厚生労働省の承認をうけました.
この論文をひとことでまとめると: 現在は2型糖尿病の治療としてのみ使用できるGLP-1受容体作動薬は,糖尿病ではない方でも安全で効果的な減量効果があることがわかりました.
自分が外来で診療している,フリースタイルリブレを使用している患者さんのうち,1割程度の方がテープかぶれを原因に使用中断に至っています.今回は,その対策方法をご紹介します.
新しいインクレチン関連薬,チルゼパチド(GIP受容体作動薬とGLP-1受容体作動薬の配合剤)の治験が進んでいます.
毎年11月14日は,世界糖尿病デーです. 今回の記事では,世界糖尿病デーについて,簡単に記載します.
1型糖尿病を発症した方で,治療半年~1年め辺りにインスリンの必要量が下がる期間があります.これをハネムーンピリオド(ハネムーン期)と言います.
世界において30秒に1本,糖尿病足壊疽(えそ)が原因で足が切断されています.ほとんどの糖尿病足壊疽は,正しい予防法で回避が可能です.
1週間の間,効果が持続する新しいインスリン,「アイコデック」の治験が進んでいます.
この論文をひとことでまとめると: 1型/2型糖尿病患者に共通してCOVID-19感染症の死亡リスクが上がる要因として,高齢,腎障害,肥満or痩せ,脳卒中/心不全既往,血糖コントロール不良 (1型は10%以上,2型は7.6%以上)が挙げられた.
現在,日本で使用可能なGLP-1受容体作動薬は注射薬のみですが,リベルサス®という内服のGLP-1受容体作動薬が発売目前で,期待されています. リベルサス®(経口セマグルチド)とは セマグルチド(semaglutide)というGLP-1受容体作動薬です.一番の特徴は,「G…
インスリンを使用してる方でも,海外旅行や飛行機の搭乗に制限は全くありません.しかし,いくつか気を付けるポイントはあります.
クリニカルイナーシャとは,治療目標を達成していないにも関わらず,惰性をもって積極的な治療を行わないことを指します.医療従事者/患者の両方が原因になりうる,難しい問題とされています. この記事は下記,アメリカ糖尿病学会からの報告を基に作成して…
この論文をひとことでまとめると: 2型糖尿病患者において,HbA1cが目標内でも変動が激しい場合,合併症リスクが増加する.
何となく口が寂しいから間食をしていませんか? この記事では,間食との付き合い方について記載します.
この論文を一言でまとめると: 男性の2型糖尿病患者においては,心理的負担(PAIDスコア)が高いと全死亡リスクが上昇する.
現行の注射針はどんどん細く短くなっています.現行,最も細いものは日本の町工場で開発されたものです.
この論文を一言でまとめると: 1型糖尿病の方は,非糖尿病の方と比較しても死亡率は変わらない状況になりました.
現在(2019年時点),世界の成人糖尿病の方は4.6億人にのぼりますが,2045人には7億人まで増加する見込みです.
糖尿病患者として20年以上通院している自分が,「HbA1cが上がってたら行うこと」をまとめてみました.
この演題をひとことでまとめると: SGLT2阻害薬内服中にインスリン枯渇状態になった場合,内服していない場合に比べ,ケトン体の増加速度が著明に上昇する一方,血糖上昇は目立たない.
本日の記事は文献でもなく,ただの愚痴になっちゃいます. 糖尿病の方をとりまく社会や医療者からの偏見,差別はスティグマとよばれ,昨今の糖尿病診療で問題になっています.
飲料を購入する際は,裏の成分表をチェックする癖をつけて,想定外の糖分・カロリー摂取を避けましょう.
自分が勤務している病院で,軽~中等度症の新型コロナウイルス(以下,COVID-19)の方を入院診療しています.直接主治医にはなりませんが,糖尿病の方を併診診療することが多く,雑感をまとめました.
近年,糖尿病合併症の原因として,AGE(エージーイー,終末糖化物質) が注目されています.